2008年09月16日

実行委員会 岩瀬幹生より

◇第4回を迎えたトランスジャパンアルプスレース
トランスジャパンアルプスレースは、2002年より2年毎におこなわれ、今回で4回目を迎えました。
今回は、登山道や一般道で出会った多くの方々から暖かいお言葉をいただき、ありがとうございました。
また途中立ち寄ったお店や山小屋では、とても好意的に受け入れていただき、たいへん感謝しております。

◇レースのライブ中継について
今回、公式ブログにてレースのライブアップを試みました。
選手や現地で出会った方々からのメール(+Photo)がリアルタイムでアップされ、レースの動向を把握することができました。
また、多くの方々から励ましのお言葉をいただき、選手への励みとなりました。たくさんの応援、ありがとうございました。

◇応援、ありがとうございます
選手への公平性とTJARスピリッツ〔サポートに頼らず、自分自身の力を信じてゴールを目指す〕を尊守するため、選手へのさしいれや、選手の動きにシンクロした伴走・ポイント応援を禁止しましたが、いたるところで、顔見知りやトレイルアスリートに出会ったのは、偶然でしょうか・・・


◇今後の選手選考について
選手選考に関しては、書類選考により参加条件〔@露営技術A山岳/走力B平地/走力C山岳保険加入Dリスクマネジメント能力E自己責任の認識E医師の診断書提出〕を満たしている方を選出しました。
その上で、選考会A(中央アルプス)、選考会B(北アルプス)をおこない、目標タイムをクリアされた方が本大会へ出場できる流れをとりました。

今回参加した選手の中には、日本山岳耐久レース等や北丹沢12時間耐久レース等の里山レースにおいて何度も優勝や入賞をされた方が多くみえました。
しかしこの大会において、露営地ですばやく確実にツエルトを張ったり、食事・休養・睡眠を要領よくおこなうことが苦手な選手が見受けられことも事実です。
また大雨・霧や雷等に遭遇した場合、きっちり状況判断して行動できる力が不足している選手もいました。

今後の選手選考に関しては、山での露営・生活技術や危険/予測力・回避力等を含めて、内容の見直しをはかりたいと思います。

by TJAR実行委員会/岩瀬
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2008年09月09日

タカタッタ No2

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TJAR2008の記事がタカタッタ(エイ出版社)に掲載されています。(P3)
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2008年09月07日

報告会ご来場の皆様へ

多くの皆様に、来場希望のご連絡を頂き、ありがとうございます。
来場する際に、お願いがあります。

 a.駐車場はありません。ご来場の際は、公共交通機関をご利用ください。
 b.館内は、すべて禁煙です。また、路上での喫煙も禁止です。
 c.ごみ等は、かならずお持ち帰りください。

その他:おたのしみ抽選会をおこないます。

ご協力をよろしくお願い致します。

TJAR実行委員会
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2008年09月02日

TJAR 2008 報告会開催について

以下の予定で、TJAR 2008 報告会を開催します。
ご興味がある方は、ぜひご参加ください。
   
1.日時:’08/10/18(土) 13:00-16:00
2.場所:ゴールドウイン本社 アレナホール
  (東京都渋谷区松涛 2-20-6)
3.参加費:500円(1ドリンク+資料代含む)
4.内容:
  a.行動記録と目標達成のためのアクティブタクティクス
  b.自慢の装備、快適なウエア、おいしい食事(朝・夕食、行動食)
  c.このレースで得たもの(感動、愉しみ、嬉しさ、辛さ、疲労・・・)
  d.その他
5.定員:200名程度
6.申し込み:以下の連絡先へ、MailもしくはFax.にてお申し込みください。
       TJAR大会本部 担当:竹内        
        ・Mail:info■east-wind.jp (■に@を入れてください)
       ・Fax.:0278-72-9292
         (件名に「TJAR報告会参加希望」と書いてください)

               おねがい
       ・参加人数を把握するため@参加代表者の住所(県)/お名前A参加人数(代表者含む)を
        お書き添えください。 例:神奈川/加藤幹生 10名参加
       ・申し込み後、キャンセルもしくは人数変更が生じたならば
        速やかにご連絡ください。
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2008年08月30日

【田中正人選手】レースを終えて

 トランスジャパンアルプスレースで目標タイム以内で完走することができた。自信はあったのだが、なにぶん長丁場のレースゆえ何が起こるかわからない。山あり谷ありのレース展開の中での目標達成の鍵は、入念に準備した行動計画表にあったと思う。 
 行動計画表に忠実に従うことで、感情や主観的な考えに囚われず冷静にマイペースを保ち、最後まで体力を温存できたことが目標達成に貢献した。
 経験に基づいた正確で緻密な計画と、その忠実な実践がどれだけ大切なことなのか実感することができた。また良い経験ができたことに感謝したい。

区間場所計画時間実走時間備考
舗装路30km馬場島0d 03h 30m0d 03h 19m 
北アルプス95.1km早月小屋0d 06h 00m0d 05h 33m 
剣岳0d 07h 45m0d 07h 00m 
剣沢小屋0d 09h 00m0d 08h 15m 
立山(大汝山)0d 10h 30m0d 09h 34m 
一ノ越山荘0d 11h 00m0d 10h 05m 
五色ヶ原山荘0d 13h 00m0d 11h 45m 
スゴ乗越小屋0d 15h 30m0d 13h 58m 
薬師岳0d 17h 30m0d 16h 18m 
太郎平小屋0d 18h 30m0d 17h 15m 
黒部五郎小舎1d 00h 00m0d 20h 58m 
三俣蓮華岳1d 01h 00m0d 22h 19m 
双六小屋1d 02h 30m1d 02h 33m2hビバーク
槍ヶ岳山荘1d 06h 30m1d 05h 19m 
槍沢ロッジ1d 08h 00m1d 06h 54m 
上高地(河童橋)1d 10h 00m1d 08h 56m 
舗装路      71.5km奈川渡ダム1d 17h 00m1d 13h 50m 
分岐1d 18h 40m1d 15h 49m 
境峠1d 19h 30m1d 17h 02m 
薮原駅1d 22h 30m1d 21h 55m2hビバーク
セブンイレブン2d 00h 00m1d 23h 54m 
木曽駒高原スキー場着2d 02h 30m2d 02h 46m 
中央アルプス30.0km木曽駒高原スキー場発2d 07h 00m2d 07h 00m3hビバーク
四合半(力水)2d 08h 00m2d 08h 08m 
七合目(避難小屋)2d 09h 00m2d 09h 24m 
八合目2d 09h 30m2d 09h 52m 
木曽駒ケ岳2d 10h 30m2d 10h 53m 
宝剣岳2d 11h 15m2d 12h 29m 
檜尾岳2d 12h 30m2d 13h 07m 
木曽殿越2d 14h 00m2d 14h 39m 
空木岳2d 14h 45m2d 15h 29m 
池山水場2d 16h 25m2d 17h 05m 
駒ヶ根高原(菅の台)2d 17h 30m2d 18h 06m 
舗装路24.5km市野瀬着2d 23h 00m3d 00h 38m 
南アルプス            100.4km市野瀬発3d 05h 00m3d 06h 20m4.5hビバーク
仙丈ケ岳3d 11h 00m3d 11h 37m 
野呂川越3d 13h 20m3d 13h 49m 
三峰岳3d 14h 50m3d 15h 37m 
熊ノ平小屋3d 15h 40m3d 16h 15m 
塩見岳3d 18h 15m3d 19h 28m 
三伏峠3d 20h 20m3d 21h 48m 
高山裏小屋3d 23h 15m4d 03h 27m2.5hビバーク
荒川岳4d 00h 45m4d 05h 06m 
荒川小屋4d 01h 15m4d 05h 34m 
赤石岳4d 02h 45m4d 07h 14m 
百間洞山の家4d 04h 00m4d 08h 21m 
兎岳4d 09h 35m4d 10h 08m 
聖岳4d 11h 50m4d 11h 20m 
聖平4d 13h 00m4d 12h 22m 
茶臼小屋4d 16h 00m4d 14h 40m 
畑薙第一ダム4d 20h 00m4d 18h 00m 
舗装路70km井川ダム5d 00h 30m5d 00h 57m1.5hビバーク
横沢5d 06h 00m5d 05h 33m 
油島(玉機橋)5d 08h 00m5d 07h 09m 
大浜海岸5d 11h 00m5d 10h 32m 

posted by TJAR at 07:28| Comment(0) | 田中正人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月29日

【実行委員会】TJAR 2008 結果報告

たいへん遅くなりましたが、トランスジャパンアルプスレース 2008(TJAR 2008)の結果を、以下のように公表します。

総合順位ゼッケンNo.住所氏名年齢〔歳〕男・女ゴール〔日 時 分〕備考
 1 4群馬田中 正人 405日10時間32分男子優勝       大会新記録
 2 15千葉紺野 裕一 335日18時間20分             大会新記録
 3 9群馬駒井 研二 346日07時間57分 
 4 21神奈川飴本 義一 426日14時間35分 
 5 3東京間瀬 ちがや 416日21時間11分女子優勝
 6 13群馬田中 陽希 246日22時間55分 
 7 19東京須田 忠明 397日10時間42分 
 8 2長野飯島 浩 397日14時間21分 
 8 7愛知 岩瀬 幹生 537日14時間21分 
 9 25群馬星野 緑 347日15時間31分 
 10 23東京鈴木 基 447日15時間46分 
 11 20東京湯川 朋彦 417日17時間25分 
 11 14北海道西岡 利泰 267日17時間25分 
 12 16三重宮崎 崇徳 347日20時間11分 
 13 12東京山北 道智 217日22時間35分 
 24埼玉伊藤 奈緒 31・・・南ア/畑薙第一ダムでリタイア
 22東京実井 孝明 43・・・南ア/仙丈岳でリタイア
 26徳島平井 小夜子 45・・・中ア/駒ヶ根高原/菅の台でリタイア
 18千葉宮下 晋 36・・・中ア/宝剣岳でリタイヤ
 8埼玉 加藤 幸光 54・・・北ア/上高地でリタイア
 17長野志村 郷 35・・・DNS


田中(正)選手は、いままで自らが持つ大会記録:6日2時間00分を大幅に更新し、5日10時間32分で総合優勝(男子優勝)を成し遂げた。
田中(正)選手と一時デッドヒートを演じた紺野選手は、5日18時間20分でゴールし、総合2位となった。
彼らに続いて1週間以内にゴールしたのは、駒井選手、飴本選手、間瀬選手、田中陽希選手の4名。
この中で、間瀬選手は6日21時間11分でゴールし、女子優勝を果たした。
さらに制限日以内(8日間)にゴールしたのは、須田選手、飯島選手、岩瀬選手、星野選手、鈴木選手、湯川選手、西岡選手、宮崎選手、山北選手の9名だった。
残念ながら途中でリタイアした方は、伊藤選手、実井選手、平井選手、宮下選手、加藤選手の5名。またDNSは、志村選手だった。
posted by TJAR at 00:17| Comment(0) | 本戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月28日

応援者 村越真さんより

お疲れさまでした。チームあじゃりの村越です。
田島利佳と村越真のブログにそれぞれ、選手のみなさんの写真がアップしてあります。
ご自由にダウンロードしてください。北アルプスでの写真と大浜です。

田島ブログ
http://rika.cocolog-nifty.com/photos/08/index.html

村越ブログ
http://shin0430.way-nifty.com/photos/traj2008/
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2008年08月27日

【ゼッケン20 湯川朋彦選手】TJAR2008に参加して

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レースと名が付いているが、これは「旅」であると僕は考えて、
TJAR2008に臨みました。冷静に考えてみると、今まで1ヶ月に400km以上走り込んだことはありませんでした。34日以上の山旅を経験したこともありませんでした。直前3週間はシンスプリントで走ることが出来ませんでした。考えれば考えるほど、不安なことで一杯だったのですが、海から海への「旅」だと考えると、不思議と心が落ち着いたのです。

 

 TJAR2008への参加は、前回大会の報告会に参加した時に、既に心に決めていました。参加する実力には遠く及ばない当時の僕でしたが、いただいた資料を読み込み、地図を買い込み、行動計画を立て始めました。それから2年近く、日々の鍛錬、アルプスでの試走を繰り返しながら、装備やウェアなどコツコツ準備を進めていました。最終的に作り上げた行動計画のゴール予想時間は、7日目の18時。しかし、正直言って自信があったのは第一関門上高地の通過まででした。

 

 スタート後、馬場島に向かう途中、流れ星が頭上を通過しました。この旅の成功を予感させるものでした。気をよくした僕は、自分の行動予定を少しずつ上回る速度で前進することが出来ました。しかし、初日の終盤には早くもウィークポイントの膝に痛みが出始めます。これをかばいながらも、何とか予定通りに行程をクリアしていくことが出来ました。これは、序盤から数名の選手が相前後して行動し、小屋では顔を合わし、また時には行動を共にすることができたことによる効果が大きいと思います。選手が、近くにいるというのは、非常に心強いものです。

 

 中央アルプスでいよいよ膝が悲鳴をあげた時には、一瞬リタイアという文字が頭をよぎりました。そんな弱い気持ちを吹き飛ばしてくれたのは、星野選手の励ましでした。長い夜道も、偶然鈴木選手と一緒になり、辛い峠道を励ましあいながら進むことが出来ました。終盤も、先行していた西岡選手に追いつき、ゴールまで共に頑張り通すことが出来ました。今回完走できた最大の要因は、いい旅の仲間に恵まれたことだと思います。加えて、お天気が比較的良かったこと。これに尽きると思います。

   太平洋に手を付き、膝を下ろした時、TJARへの出場を考え始めてからの2年間の想いと、7日間と17時間25分におよぶ濃厚な時間の中での楽しさ、辛さ、歓び、悲しみが全て凝縮されたような気がしました。そして、止め処もなく涙が流れ、太平洋に混ざり合ってゆきました。



 こういう素晴らしい旅の機会を与えてくれた岩瀬さん他実行委員会やスタッフの方々に、改めて感謝いたします。応援してくれた家族や多くの友人、行程中出会った人々にも感謝です。そして、同じ時間を共有できた旅の仲間に改めて感謝です。ありがとう。またいい旅がしたいね。

posted by TJAR at 10:19| Comment(0) | 湯川朋彦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月26日

【田中陽希選手】トランスジャパンアルプスレースを終えて

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 初出場となったこのレース、経験者の話を聞くだけでその過酷さが伝わってきた。正直なところ完走する自信はあったが、不安だらけだった。アドベンチャーレーサーとして、このレースへの挑戦は必須であった。完走したものにしかわからない感動。レース前、レース中、ゴール後に感じたものの変化は激しかった。

 レース前、精神的な緊張感はスタートが近づくにつれ高まっていった。それにともなって、高揚感が出てきて、この偉大な挑戦に参加できることが嬉しくなっていた。さまざまな感情が交錯する中で最後は興奮する気持ちを抑えてのスタートなった。

 レース中(序盤)は「絶対に完走する」などと気負わずに行くことだけに努めた。先は長い、焦ってもしょうがないと言い聞かせた。以前から、レースとなると先頭に立ちたくなる性分で、周りの人のペースに惑わされやすかったのだが、岩瀬さんから事前に送られた行動計画表の予想通過タイムはペース配分がわからない僕にとっては終始心強いものとなった。北アルプスで強く感じたことは、一般登山者との接触が多く、自分のことよりも他の人を気遣うことが多いと感じた。実際に上高地まで、疲れていてもどんなときも元気よく挨拶をして、道を譲ってもらったり、応援をしてもらったりした。登山者の中には無反応で快く思ってないだろうと感じる場面もあった。山にはいろんな方が来て、それぞれのペースで山を楽しんでいる、レースだからといってその人たちがみんなすぐに道をあけてくれたり、待ってくれたりするものではなく、登山者の方の好意であると思って走らなくてはいけないと強く感じた。

 このレースでは全行程の半分がロード区間であり、初めはロード区間のほうが高低差も激しくないし、整備された道路を歩くため、楽で安全であると思っていた。しかし、山から下りてくると、最初に感じたのは、山から無事に下りられた安心感と山を後にする寂しさやむなしさであった。それと、山よりもロード区間のほうに危険が多く、身の危険を何度も感じた。せまいトンネルを通過するときに猛スピードで通過する大型トラック、最後まで足にダメージを与え続けるアスファルト道などであった。

 今回のレースで一番楽であると考えていた中央アルプスで一番苦しめられるとは想像もつかなかった。夜間走行・濃霧・風雨・極度の睡魔そして一人。このレース中一番集中し、一番多く幻覚を見ることになった。笑う小さな子供たち、女性の笑う声、鈴の音、熊に見える大木、襲い掛かる影、あるはずのない山小屋などであった。

 この時ほど、孤独を強く感じたことはなく、菅の台に到着したときに生きていることを嬉しく思ったことはなかった。

 駒ヶ根は今レース中一番の楽園に感じた。2日ぶりに山北選手に会ったときは涙が出そうだった。

 長居しすぎたため、この後の市ノ瀬までのロードは地獄を味わった。

最後のアルプス南は100キロ、現状の体の状態を見ても無事に畑薙ダムに着けるかが不安になった。しかし、歩みを止めることは出来なかった。

 南アルプスは試走もしておらず、このレースではじめて足を踏み入れるところだった。なので、レース前から南アルプスは今回一番の不安があった。山小屋が極端に少なく、標識も少ない、もちろん登山者も少なく、水場も少ない、そして、何より雷が多いという不安要素がいっぱいであった。膝の痛みが激しく南は走ることは出来なかった。淡々としたペースで太平洋を目指した。

 不思議な力が背を押した。南は終始1人であった。孤独であったが同じように太平洋を目指す選手たちが頑張っている姿が目に浮かんだ。身体的には踏ん張りどころであり、きつい南アルプスであるはずだか一番楽に感じられた。

 残念だったのは、南アルプスの雄大な景色がほとんど、ガスのせいで見ることが出来なかったことだった。そんな中でも、一度だけ雲海の切れ間から遥か遠くに富士山が薄っすらと見えたときは、感動を覚えた。

 南アルプスはどこの山小屋でも暖かく向かいいれてくれた。山小屋の人たちの心温まる笑顔やサービスに感激させられた。

 何とか2日で名残惜しくも南アルプスを後にして7日目早朝畑薙ダムを出発し、ラストスパート80キロ先のゴールを目指した。

 途中2時間半のロスをしてしまったが、目標から11時間遅れの6日と22時間55分で太平洋にたどり着きこのレースの幕を閉じた。

最後は涙・涙の感動のゴールでした。ゴール後は気が抜けて体の痛みがいっぺんに噴出した。

 今回のレースは、初め参加者はこの過酷なコースにチャレンジする挑戦者であり、選手同士はライバルだと思っていました。しかし、ゴール後は全く違うものになっていました。

 このコースに広がる自然は巨大でその力は計り知れない、その自然を相手にする、挑戦するのではなく、この苛酷な自然環境の中を走れることに感謝し、胸を借りる気持ちで走らなくてはいけないのだと感じた。さまざまな経験をさせてくれるフィールドを自然が僕たちに挑戦させてくれる機会を与えてくれているのだと強く感じたレースとなっていた。

 参加者はライバルではなく、同じ挑戦をする同志であるとレース中幾度となく感じさせられた。

 また、2年後この挑戦に参加し、自分の飛躍につなげたいと決心した。

新たな自分が発見できたこと多くの感動をありがとうございました。

posted by TJAR at 10:38| Comment(0) | 田中陽希 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月25日

【飴本義一選手】レースを終えて

初めてのトランスジャパンアルプスレースを6日と14時間35分で完走した。

エントリーを決めた時期が遅かったこともあり準備はギリギリだった。
最低限必要な装備等は揃えたが、使い方の練習やコースの研究、補給場所の確認等、十分な準備ができないまま当日を迎えた。

そのため食料は市野瀬意外での補給ができなくても大丈夫なように7日分を用意し、半分を市野瀬のデポに送った。
水は補給時は常に満タンに補給した。
無駄は多いが仕方ない。

目標は完走することだが、18日から仕事なので、17日中に自宅に戻れる時間のゴールを目指してスタートした。

市野瀬まで予定通り進んだ。
予想以上に調子が良く、どんどん調子が上がっているようにさえ感じた。

気が付くと自分より遥かに実力のある選手に囲まれて進むようになっていた。
この刺激のおかげで集中力を維持できたのが良かったのかもしれない南アルプスを下山するまで微妙な緊張感の中での「レース」をしていることを感じながら進めた。本当に楽しい時間だった。

あとは最後のロードを残すだけ。
スタート時は今回ストックを用意しなかったことを後悔したが、その代わり、ダメージが最小になるように一歩一歩集中して歩いてきた。
南アルプスを下山してロードに出ても不思議なほど足の状態は良かった。
まだまだ走れる状態だった。
富士見峠を一気に走り抜け、6日と12時間以内のゴールを目指して最後の勝負に出た。
結果的には駄目だったが自分に出来ることは全てやったという充実した気持ちでゴールできた。

これまで参加したどのレースよりも楽しかった。
こんなレースは他に無いと思う。

選手の皆様、応援して下さった皆様、その他関係者の皆様、参考になるデータを残した下さった前回参加の皆様、そして山で街で出会った皆様ありがとうございました。

またレース中、転倒、落石、ふらつき、飛び出し等で近くにいた方にご迷惑をおかけしたかもしれませんお詫び申し上げます。

今回見つかった反省点を改善し、次回も何としても選考を突破してまたこの舞台に立ちたいと思う。
2年後まだ先のように思えるが実はそれ程時間は無い。
十分な準備をして再度挑戦したい。
posted by TJAR at 10:18| Comment(0) | 飴本義一 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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