来場する際に、お願いがあります。
b.館内は、すべて禁煙です。また、路上での喫煙も禁止です。
c.ごみ等は、かならずお持ち帰りください。
その他:おたのしみ抽選会をおこないます。
ご協力をよろしくお願い致します。
TJAR実行委員会
| 区間 | 場所 | 計画時間 | 実走時間 | 備考 |
| 舗装路30km | 馬場島 | 0d 03h 30m | 0d 03h 19m | |
| 北アルプス95.1km | 早月小屋 | 0d 06h 00m | 0d 05h 33m | |
| 剣岳 | 0d 07h 45m | 0d 07h 00m | ||
| 剣沢小屋 | 0d 09h 00m | 0d 08h 15m | ||
| 立山(大汝山) | 0d 10h 30m | 0d 09h 34m | ||
| 一ノ越山荘 | 0d 11h 00m | 0d 10h 05m | ||
| 五色ヶ原山荘 | 0d 13h 00m | 0d 11h 45m | ||
| スゴ乗越小屋 | 0d 15h 30m | 0d 13h 58m | ||
| 薬師岳 | 0d 17h 30m | 0d 16h 18m | ||
| 太郎平小屋 | 0d 18h 30m | 0d 17h 15m | ||
| 黒部五郎小舎 | 1d 00h 00m | 0d 20h 58m | ||
| 三俣蓮華岳 | 1d 01h 00m | 0d 22h 19m | ||
| 双六小屋 | 1d 02h 30m | 1d 02h 33m | 2hビバーク | |
| 槍ヶ岳山荘 | 1d 06h 30m | 1d 05h 19m | ||
| 槍沢ロッジ | 1d 08h 00m | 1d 06h 54m | ||
| 上高地(河童橋) | 1d 10h 00m | 1d 08h 56m | ||
| 舗装路 71.5km | 奈川渡ダム | 1d 17h 00m | 1d 13h 50m | |
| 分岐 | 1d 18h 40m | 1d 15h 49m | ||
| 境峠 | 1d 19h 30m | 1d 17h 02m | ||
| 薮原駅 | 1d 22h 30m | 1d 21h 55m | 2hビバーク | |
| セブンイレブン | 2d 00h 00m | 1d 23h 54m | ||
| 木曽駒高原スキー場着 | 2d 02h 30m | 2d 02h 46m | ||
| 中央アルプス30.0km | 木曽駒高原スキー場発 | 2d 07h 00m | 2d 07h 00m | 3hビバーク |
| 四合半(力水) | 2d 08h 00m | 2d 08h 08m | ||
| 七合目(避難小屋) | 2d 09h 00m | 2d 09h 24m | ||
| 八合目 | 2d 09h 30m | 2d 09h 52m | ||
| 木曽駒ケ岳 | 2d 10h 30m | 2d 10h 53m | ||
| 宝剣岳 | 2d 11h 15m | 2d 12h 29m | ||
| 檜尾岳 | 2d 12h 30m | 2d 13h 07m | ||
| 木曽殿越 | 2d 14h 00m | 2d 14h 39m | ||
| 空木岳 | 2d 14h 45m | 2d 15h 29m | ||
| 池山水場 | 2d 16h 25m | 2d 17h 05m | ||
| 駒ヶ根高原(菅の台) | 2d 17h 30m | 2d 18h 06m | ||
| 舗装路24.5km | 市野瀬着 | 2d 23h 00m | 3d 00h 38m | |
| 南アルプス 100.4km | 市野瀬発 | 3d 05h 00m | 3d 06h 20m | 4.5hビバーク |
| 仙丈ケ岳 | 3d 11h 00m | 3d 11h 37m | ||
| 野呂川越 | 3d 13h 20m | 3d 13h 49m | ||
| 三峰岳 | 3d 14h 50m | 3d 15h 37m | ||
| 熊ノ平小屋 | 3d 15h 40m | 3d 16h 15m | ||
| 塩見岳 | 3d 18h 15m | 3d 19h 28m | ||
| 三伏峠 | 3d 20h 20m | 3d 21h 48m | ||
| 高山裏小屋 | 3d 23h 15m | 4d 03h 27m | 2.5hビバーク | |
| 荒川岳 | 4d 00h 45m | 4d 05h 06m | ||
| 荒川小屋 | 4d 01h 15m | 4d 05h 34m | ||
| 赤石岳 | 4d 02h 45m | 4d 07h 14m | ||
| 百間洞山の家 | 4d 04h 00m | 4d 08h 21m | ||
| 兎岳 | 4d 09h 35m | 4d 10h 08m | ||
| 聖岳 | 4d 11h 50m | 4d 11h 20m | ||
| 聖平 | 4d 13h 00m | 4d 12h 22m | ||
| 茶臼小屋 | 4d 16h 00m | 4d 14h 40m | ||
| 畑薙第一ダム | 4d 20h 00m | 4d 18h 00m | ||
| 舗装路70km | 井川ダム | 5d 00h 30m | 5d 00h 57m | 1.5hビバーク |
| 横沢 | 5d 06h 00m | 5d 05h 33m | ||
| 油島(玉機橋) | 5d 08h 00m | 5d 07h 09m | ||
| 大浜海岸 | 5d 11h 00m | 5d 10h 32m |
| 総合順位 | ゼッケンNo. | 住所 | 氏名 | 年齢〔歳〕 | 男・女 | ゴール〔日 時 分〕 | 備考 |
| 1 | 4 | 群馬 | 田中 正人 | 40 | 男 | 5日10時間32分 | 男子優勝 大会新記録 |
| 2 | 15 | 千葉 | 紺野 裕一 | 33 | 男 | 5日18時間20分 | 大会新記録 |
| 3 | 9 | 群馬 | 駒井 研二 | 34 | 男 | 6日07時間57分 | |
| 4 | 21 | 神奈川 | 飴本 義一 | 42 | 男 | 6日14時間35分 | |
| 5 | 3 | 東京 | 間瀬 ちがや | 41 | 女 | 6日21時間11分 | 女子優勝 |
| 6 | 13 | 群馬 | 田中 陽希 | 24 | 男 | 6日22時間55分 | |
| 7 | 19 | 東京 | 須田 忠明 | 39 | 男 | 7日10時間42分 | |
| 8 | 2 | 長野 | 飯島 浩 | 39 | 男 | 7日14時間21分 | |
| 8 | 7 | 愛知 | 岩瀬 幹生 | 53 | 男 | 7日14時間21分 | |
| 9 | 25 | 群馬 | 星野 緑 | 34 | 女 | 7日15時間31分 | |
| 10 | 23 | 東京 | 鈴木 基 | 44 | 男 | 7日15時間46分 | |
| 11 | 20 | 東京 | 湯川 朋彦 | 41 | 男 | 7日17時間25分 | |
| 11 | 14 | 北海道 | 西岡 利泰 | 26 | 男 | 7日17時間25分 | |
| 12 | 16 | 三重 | 宮崎 崇徳 | 34 | 男 | 7日20時間11分 | |
| 13 | 12 | 東京 | 山北 道智 | 21 | 男 | 7日22時間35分 | |
| ・ | 24 | 埼玉 | 伊藤 奈緒 | 31 | 女 | ・・・ | 南ア/畑薙第一ダムでリタイア |
| ・ | 22 | 東京 | 実井 孝明 | 43 | 男 | ・・・ | 南ア/仙丈岳でリタイア |
| ・ | 26 | 徳島 | 平井 小夜子 | 45 | 女 | ・・・ | 中ア/駒ヶ根高原/菅の台でリタイア |
| ・ | 18 | 千葉 | 宮下 晋 | 36 | 男 | ・・・ | 中ア/宝剣岳でリタイヤ |
| ・ | 8 | 埼玉 | 加藤 幸光 | 54 | 男 | ・・・ | 北ア/上高地でリタイア |
| ・ | 17 | 長野 | 志村 郷 | 35 | 男 | ・・・ | DNS |
レースと名が付いているが、これは「旅」であると僕は考えて、TJAR2008に臨みました。冷静に考えてみると、今まで1ヶ月に400km以上走り込んだことはありませんでした。3泊4日以上の山旅を経験したこともありませんでした。直前3週間はシンスプリントで走ることが出来ませんでした。考えれば考えるほど、不安なことで一杯だったのですが、海から海への「旅」だと考えると、不思議と心が落ち着いたのです。
TJAR2008への参加は、前回大会の報告会に参加した時に、既に心に決めていました。参加する実力には遠く及ばない当時の僕でしたが、いただいた資料を読み込み、地図を買い込み、行動計画を立て始めました。それから2年近く、日々の鍛錬、アルプスでの試走を繰り返しながら、装備やウェアなどコツコツ準備を進めていました。最終的に作り上げた行動計画のゴール予想時間は、7日目の18時。しかし、正直言って自信があったのは第一関門上高地の通過まででした。
スタート後、馬場島に向かう途中、流れ星が頭上を通過しました。この旅の成功を予感させるものでした。気をよくした僕は、自分の行動予定を少しずつ上回る速度で前進することが出来ました。しかし、初日の終盤には早くもウィークポイントの膝に痛みが出始めます。これをかばいながらも、何とか予定通りに行程をクリアしていくことが出来ました。これは、序盤から数名の選手が相前後して行動し、小屋では顔を合わし、また時には行動を共にすることができたことによる効果が大きいと思います。選手が、近くにいるというのは、非常に心強いものです。
中央アルプスでいよいよ膝が悲鳴をあげた時には、一瞬リタイアという文字が頭をよぎりました。そんな弱い気持ちを吹き飛ばしてくれたのは、星野選手の励ましでした。長い夜道も、偶然鈴木選手と一緒になり、辛い峠道を励ましあいながら進むことが出来ました。終盤も、先行していた西岡選手に追いつき、ゴールまで共に頑張り通すことが出来ました。今回完走できた最大の要因は、いい旅の仲間に恵まれたことだと思います。加えて、お天気が比較的良かったこと。これに尽きると思います。
太平洋に手を付き、膝を下ろした時、TJARへの出場を考え始めてからの2年間の想いと、7日間と17時間25分におよぶ濃厚な時間の中での楽しさ、辛さ、歓び、悲しみが全て凝縮されたような気がしました。そして、止め処もなく涙が流れ、太平洋に混ざり合ってゆきました。こういう素晴らしい旅の機会を与えてくれた岩瀬さん他実行委員会やスタッフの方々に、改めて感謝いたします。応援してくれた家族や多くの友人、行程中出会った人々にも感謝です。そして、同じ時間を共有できた旅の仲間に改めて感謝です。ありがとう。またいい旅がしたいね。
初出場となったこのレース、経験者の話を聞くだけでその過酷さが伝わってきた。正直なところ完走する自信はあったが、不安だらけだった。アドベンチャーレーサーとして、このレースへの挑戦は必須であった。完走したものにしかわからない感動。レース前、レース中、ゴール後に感じたものの変化は激しかった。
レース前、精神的な緊張感はスタートが近づくにつれ高まっていった。それにともなって、高揚感が出てきて、この偉大な挑戦に参加できることが嬉しくなっていた。さまざまな感情が交錯する中で最後は興奮する気持ちを抑えてのスタートなった。
レース中(序盤)は「絶対に完走する」などと気負わずに行くことだけに努めた。先は長い、焦ってもしょうがないと言い聞かせた。以前から、レースとなると先頭に立ちたくなる性分で、周りの人のペースに惑わされやすかったのだが、岩瀬さんから事前に送られた行動計画表の予想通過タイムはペース配分がわからない僕にとっては終始心強いものとなった。北アルプスで強く感じたことは、一般登山者との接触が多く、自分のことよりも他の人を気遣うことが多いと感じた。実際に上高地まで、疲れていてもどんなときも元気よく挨拶をして、道を譲ってもらったり、応援をしてもらったりした。登山者の中には無反応で快く思ってないだろうと感じる場面もあった。山にはいろんな方が来て、それぞれのペースで山を楽しんでいる、レースだからといってその人たちがみんなすぐに道をあけてくれたり、待ってくれたりするものではなく、登山者の方の好意であると思って走らなくてはいけないと強く感じた。
このレースでは全行程の半分がロード区間であり、初めはロード区間のほうが高低差も激しくないし、整備された道路を歩くため、楽で安全であると思っていた。しかし、山から下りてくると、最初に感じたのは、山から無事に下りられた安心感と山を後にする寂しさやむなしさであった。それと、山よりもロード区間のほうに危険が多く、身の危険を何度も感じた。せまいトンネルを通過するときに猛スピードで通過する大型トラック、最後まで足にダメージを与え続けるアスファルト道などであった。
今回のレースで一番楽であると考えていた中央アルプスで一番苦しめられるとは想像もつかなかった。夜間走行・濃霧・風雨・極度の睡魔そして一人。このレース中一番集中し、一番多く幻覚を見ることになった。笑う小さな子供たち、女性の笑う声、鈴の音、熊に見える大木、襲い掛かる影、あるはずのない山小屋などであった。
この時ほど、孤独を強く感じたことはなく、菅の台に到着したときに生きていることを嬉しく思ったことはなかった。
駒ヶ根は今レース中一番の楽園に感じた。2日ぶりに山北選手に会ったときは涙が出そうだった。
長居しすぎたため、この後の市ノ瀬までのロードは地獄を味わった。
最後のアルプス南は100キロ、現状の体の状態を見ても無事に畑薙ダムに着けるかが不安になった。しかし、歩みを止めることは出来なかった。
南アルプスは試走もしておらず、このレースではじめて足を踏み入れるところだった。なので、レース前から南アルプスは今回一番の不安があった。山小屋が極端に少なく、標識も少ない、もちろん登山者も少なく、水場も少ない、そして、何より雷が多いという不安要素がいっぱいであった。膝の痛みが激しく南は走ることは出来なかった。淡々としたペースで太平洋を目指した。
不思議な力が背を押した。南は終始1人であった。孤独であったが同じように太平洋を目指す選手たちが頑張っている姿が目に浮かんだ。身体的には踏ん張りどころであり、きつい南アルプスであるはずだか一番楽に感じられた。
残念だったのは、南アルプスの雄大な景色がほとんど、ガスのせいで見ることが出来なかったことだった。そんな中でも、一度だけ雲海の切れ間から遥か遠くに富士山が薄っすらと見えたときは、感動を覚えた。
南アルプスはどこの山小屋でも暖かく向かいいれてくれた。山小屋の人たちの心温まる笑顔やサービスに感激させられた。
何とか2日で名残惜しくも南アルプスを後にして7日目早朝畑薙ダムを出発し、ラストスパート80キロ先のゴールを目指した。
途中2時間半のロスをしてしまったが、目標から11時間遅れの6日と22時間55分で太平洋にたどり着きこのレースの幕を閉じた。
最後は涙・涙の感動のゴールでした。ゴール後は気が抜けて体の痛みがいっぺんに噴出した。
今回のレースは、初め参加者はこの過酷なコースにチャレンジする挑戦者であり、選手同士はライバルだと思っていました。しかし、ゴール後は全く違うものになっていました。
このコースに広がる自然は巨大でその力は計り知れない、その自然を相手にする、挑戦するのではなく、この苛酷な自然環境の中を走れることに感謝し、胸を借りる気持ちで走らなくてはいけないのだと感じた。さまざまな経験をさせてくれるフィールドを自然が僕たちに挑戦させてくれる機会を与えてくれているのだと強く感じたレースとなっていた。
参加者はライバルではなく、同じ挑戦をする同志であるとレース中幾度となく感じさせられた。
また、2年後この挑戦に参加し、自分の飛躍につなげたいと決心した。
新たな自分が発見できたこと多くの感動をありがとうございました。
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