2010年06月18日

トランスジャパンアルプスレース2010

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2009年10月02日

TJAR試走 北アルプス編「はじめの一歩 その9 最終章」(ビバークトレーニング 横内忠之さん)

900 バスターミナルを出る。
松本駅を目指す。昨日の長い行動、短い睡眠時間。通常なら走る気は起こらない。不思議なものでまだ3分の1と思うと、始まったばかりのような感覚。体もいたって元気。足も問題ない。気になるのは、雨で濡れたシューズ。この中の若干ふやけた足に致命的なダメージが起こらないことを願う。

日本海から馬場島まではほとんど歩いた。重たいザックを背負うことに慣れていないことが主因だ。このロード区間は、そのザックを背負った状態で走る感覚を磨くことを目的としている。歩きをところどころ入れながらできるだけ走る。雨が再度降り始めた。レインウェアを羽織る。鎌トンネルの前にきた。ハンドライトを取り出そう。 ”どうしたことか” 入れてあるはずの場所にない。

しばし行動を振り返る。そういえばシェルターの天井にくくりつけて灯りをとっていたが、それを片付けた記憶がない。ザックの奥からシェルターを取り出し、袋の外から握ってみると、確かに細長い硬いものがある。この中だ。バスやタクシーが通る横でシェルターを拡げ、ライトを取り出す。
 鎌トンネルを過ぎいくつかトンネルを越えたころ、突如左足小指に痛みが出た。こんなところを痛めたことはなかったな。靴を脱ぐと原因がすぐにわかった。靴下。濡れている靴下が縒れており、フヤケタ小指の皮膚ががその縒れにそっている。そんな状態で走り荷重をかけてきたものだから、そこが裂傷している。キズパワーパッドを処置する。とりあえず他は大丈夫そうだが、フヤケタ状態でどこまで持つか不安だ。念のためCompeedで両足の親指小指をガードする。

走り始める。少し痛みはあるが、どうってことない。十分に走れる。気がつけば背中のザックがあまり気にならなくなっている。馬場島まではあれほど重いと感じていたのに。確かに水の量は少ない。食料も大分減った。だがまだしっかりと重さはあるはずだ。慣れてきたようだ。
 トンネルの中の段差ある歩道(?)は、上高地から離れるほどに狭くなっている。場所によっては、歩くことさえ困難なつくりだ。車がきていない間に車道をハイスピードで進み、車が来ると退避。そんなことを繰り返しトンネルを通過する。さわんどでコーラ休憩(1100)。 奈川渡ダム(1225)。喫茶店。
汚い格好のうえに雨の中を走ってきてぐしゃぐしゃ。店に入るのは若干ためらわれたが、嫌な顔せず迎えてくれたので、そのまま入る。レーズンパンとラーメンセットを注文。しばし休憩の後、再開。

TJARのルートは一旦ここまで。ここからは松本方面に下る。しばらくすると道の駅。そのまま通過でもよかったが、コーラ休憩にする。ここには天然水が出る蛇口がある。ハイドラパックの水を入れ替えようかと思いそれに手をかけたが、面倒になってやめた。一口口に含みその場を後にする。
 上りは歩こう。走り続けるほどに上りが恋しくなる。上りを無意識に歩いているといつの間にか平らになっている。いかんいかん走るんだ。

波田町に入る。”河岸段丘に味なまち” の標語。いったい誰が考え、誰がそれを採用したのか。意味はわかるが、誰に向けた言葉だ。河岸段丘など地質学者以外にどれほど興味があるだろう。味なまち?いたるところ味なまちだ。あっちを立てればこっちが立たないのはわかるが、波田町=スイカ。それを前面に出すべきだ。スイカ目当ての客がくれば、その他の ”味なもの”にも自然と目がいく。わかりやすい一点集中で集客すべきだ。走りながら、そんなつまらないことを考えている。
 そういえば、この先の7-11の併設でうまそうな鯛焼き屋があった。数ヶ月前に立ち寄ったときは、10分ほど待たなければいけないというので、味わうことなく通り過ぎてしまった。そこで小休止しよう。

鯛焼き屋。メニューに 夏限定 ”冷やし鯛焼き” の文字。それを注文する。鉄板の上からではなく冷蔵庫から透明のラップにくるまれた鯛焼きが出てきた。ほおばる。うまうま。もっちり皮の中は餡とクリームの絶妙なハーモニー。どこかで聞いたことがあるようなセリフそのまま。本当においしい。

7-11でアクエリアスを購入し、身支度を整え再出発。疲労がでてきたようでスピードがあがらない。坂道もほとんどなくなり、歩きを入れるポイントがなくなる。思わず、 「3つ目の信号まで行き小休止」 などと、休憩ポイントを都合のよいように設定する。
 松本インターまで何kmの看板が出てきた。松本駅はそのすぐ先だ。まずは、インターを目指そう。そう思うとなぜかこみ上げるものがある。昨年初めて出場したウルトラマラソン野辺山100km。後半、腸脛靭帯を痛めて歩き通した。

残り3kmの看板を見たとたんに、顔がくしゃくしゃになった。こらえようとしても、断続的に自然と湧き上がる気持ちに揺さぶられる ”くしゃくしゃの顔” を平静を保つように制することはできず、ゴールを越えた。似たような感覚だ。ただ、これは序章だ。始まりに過ぎない。そう思うと気持ちが引き締まる。
 松本インターを越える。後少しだ。足取りはとたんに軽やかになり自然とペースが上がる。浴衣やお揃いの法被をきた人たちが増え始めた。今日は松本ぼんぼん。一人異様な出で立ちでその中を駆ける。 1650 松本駅着。
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この旅の最終目的地。2日と20時間の旅が今終わった。
 「顔が濡れているのは雨のせいかい?」「いや、泣いているんだよ」「どうして?」「 ”はじめの一歩” が、とっても充実して、とてもとても ”大きな一歩” だったから」

おわり
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2009年09月20日

TJAR試走 北アルプス編「はじめの一歩 その8」(ビバークトレーニング 横内忠之さん)

8/1AM4:00頃。槍ヶ岳を目指す一行の足音が耳元に響く。少しの間、シュラフカバーでゆっくりするが、これからどんどん上がってくるに違いない。420起床。足の状態を確認する。

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全く問題ない。雨中の中でフヤケタ足も、少し安めば元通り。外に出てシェルターを張った場所を確認する。

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シェルターを畳み脇の川原へ移動する。湯を沸かしインスタントラーメンをこしらえる。


517河童橋に向け腰をあげる。
5分もたたないうちにテントが見えた。同類がいるではないか。
「あれっ」 近づいていくと何張りも。そこはババ平のキャンプ場。
やってしまった。あとわずか数分歩けばキャンプ場だった。昨夜はキャンプ場のことは全く頭になく、下りながら一張りのスペースをただただ探していた。シェルターに入ってしまえば、キャンプ場も道も同じ。たいして変わりはしない。
槍沢ロッジを抜ける頃あたりから、登ってくるグループが増え始めた。早い時間に会うパーティは登山者しかりとしているが、下るほどに軽装でピクニック的な装備のご一行が増える。
横尾山荘のトイレの前の手洗い場。水を止めずに流しているカラン。3日ぶりに頭に水をかけ、素で洗う。気持ちいい。先を急ごう。
登山者が見えなくなると走りをいれ、先に見えると歩きにかえる。それをずーっと繰り返す。前方から二人の若いトレイルランナー。かなり速いペースで走り去っていく。徳沢を越える。それにしても長いな。横尾から河童橋までは、登山者の少ない時間帯に走りで通過したいものだ。
 815 上高地河童橋着。
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今日は土曜日。多くの観光客が、美しい山容を誇る穂高岳を青く澄み切ったこの梓川に吊られる河童橋に立ち望む。

北アルプスを越えてきた。これまでの道程を振り返りながら、肉まんなどを食す。
いろいろと失敗した。道も何度か間違えた。濃霧の中雪渓に道が覆われていたときは前進は無理だとも思った。ただ、それらの苦難は間違いなく本戦でも起こりうることだ。それらを前に前進を止めていては、感覚を研ぎ澄ますことはできないだろう。

無謀?いやそれは違う。起こりうるあらゆる結果を想定しながら、確実に歩を進めた行為だ。間違いは素直に認め戻る。先の見えない道程を、可能性のない選択肢をつぶしながら、選択された道がより正しいであろうことを確認しながら進めた。

山歩きを始めたばかりの初心者だ。これで十分な経験が積めたなどとは思わない。しかし、濃密であり一瞬一瞬が今後につながる経験の連続だったことは確実に言える。そんな自信がついた北アルプス越えだった。


その9へつづく・・・

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2009年09月14日

TJAR試走 北アルプス編「はじめの一歩 その7」(ビバークトレーニング 横内忠之さん)

1835双六小屋着。よらずに樅沢岳を目指す。
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高度を上げると雨に突風。辺りは暗くなり始めるし、気持ちを萎えさせる天候だ。レインウェアのフードをしっかりとすると暖かい。ほどなくして、樅沢岳。
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西鎌尾根に入る。
雨は良いとしても濃霧だ。TIKKA XPを腹に巻き、ワイドにして足元を照らす。手にはsuperFire SF-301を持ち、先々を照らす。

だが、霧で反射し辺りの様子がまったくつかめない。千丈乗越までは一本道のはずなので、道を外れさえしなければ、問題ないはずだ。どんどん先に進む。時折広いところに出て、道が途切れるが、慎重に辺りを歩き回り、分岐がないことを確認し、その先にある道を見つけ進む。

道の横には雪渓がある。また、良さそうなテン場がいくつもあることも確認できた。先ほどの男性の言っていた通りだ。どんどん進む。 

「あれっ」、道が雪渓に覆われている。濃霧で先は全然確認できない。 ”さて、どうする?” 天然のテン場に戻り夜明けを待つか?。いや、道が向かっているだろう先に雪渓の上を歩いていこう。 ”もしそれが長かったら?戻ってこれる?” 不安を抱えながら、まっすぐに歩く。そうすると、濃霧の中を照らすライトが一筋の濃淡の違う様子を浮かび上がらせていた。道か?。緊張が解けていく。良かった。さらに進む。

また雪渓に覆われているではないか。迷わずまっすぐに行く。おかしい。あきらかにおかしい。斜面の様子や雪渓わきの様子を見ても、この先に道があるようには思えない。どうする?。一旦雪渓の前まで戻る。霧で目の前にしか届かない光で、丹念にあたりを探る。そうすると、先ほどあるいてきた道から山側に90度折れる先の雪渓斜面に、かすかな踏み跡が見えた。これか?、踏み跡を外さないように歩を進めると、程なくして道を発見。 「ふう」 疲れた。
 
先に進む。それにしても西鎌尾根は長い。しかも何の標識もない。暗く霧がたちこめ、見つけられなかっただけかもしれないが。

先に進むとやっとやっと千丈乗越の標識。おや、いつのまにか雨が止んでいるし、霧もなくなっているではないか。空を見上げると星空。さらに東に目をやると槍ヶ岳周辺の峻険な山容が暗いなかでもしっかりとそのシルエットで存在感を誇示しているではないか。

やっとここまできた。先ほどまでの試練を乗り越えてきたからこそ、今こうやって姿を現した槍ヶ岳にただ一人迎えられている。
 
うれしさで、高度を上げる足も幾分軽い。だが、まだまだ長そうだ。

緊張が解けたせいか、お腹もすいてきた。急ぐ必要はない。十分にこの夜を堪能しよう。止まってSoyJoyを食べると、遠く北側の谷にある雲海に稲光。音は聞こえない。ここはそのはるか上の別世界。星空で雷とは無縁だ。
「おう、流れ星。」随分と大きかったな。そんな夜を堪能しながら、槍ヶ岳山荘を目指す。
 

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40槍ヶ岳山荘着。
ここなら携帯がつながるかもしれない。家族に無事を伝えよう。
それにしても風が強い。ここのテン場に泊まることも考えたが、高度を下げて良い場所を見つけよう。あとは下るだけだと思うと、20時間近く動き続けているのにもかかわらず、まだまだ動かせそうな感覚だ。
 
テン場を横切り下る。

しばらく下ると標識。
「あれっ、おかしい」地図を確認するとルートを間違っている。ただ、分岐があった記憶がない。それでも間違っているのは確実なので、気を取り直して、下ってきた道を登る。小屋の真ん中にくると、その目の前に下る道があるではないか。しかもそこには ”上高地” の文字が。もう迷わないですみそうだ。
 

どんどん下る。岩につけられたマークを確認しながらくだる。
「あれっ」 テンポ良くあったマークが途切れた。先に進むがマークがない。どういうことだ。一旦マークのある場所まで戻ろう。最後のマークまで戻り、辺りの岩場に次のマークを探すが見つからない。ふと雪渓に目をやると、しっかりとした踏み跡があるではないか。 「そうか対岸に続いているんだ」 雪渓を渡った先に道を発見。こういうこともあるのか。

しかし、あのまま沢を下っていったら、どこにいっていたのだろう。今回の旅では、来た道を何度となく戻った。その全てが戻って正解。そこにはしっかりと次への道が隠されていた。厳に勝手な思い込みはせず、慎重に事を運ぶことの大切さを痛感した。
 


どんどん下る。時計の針は1:00をまわった。そろそろ寝床を探すか。下りながら辺りを見渡すが、良い場所は見つからない。細い道は岩・石だらけだが、ちょうど一張り張れそうな場所があった。この狭い道に張ろう。

130就寝。

その8へつづく・・・

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2009年09月01日

TJAR試走 北アルプス編「はじめの一歩 その6」(ビバークトレーニング 横内忠之さん)

948薬師岳着。
朝仕込んでおいたアルファ米の残りを食す。行く先に薬師岳山荘が見える。
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20分休憩後、下り始めるとあっという間に山荘。よらずにつっきる。さらに下ると、疲れきり座り込んだ老夫婦が東の空を指差しながら
「山はあれでしょうか?」「薬師岳ですか?」「ええ」「いえいえあちらですよ」「あっそうですか。それではがんばって行くかね、ばあさん」彼らの指差した東側に見えるピーク。地図には ”昭和38年冬 愛知大学大量遭難地点” の赤文字が記されている。

薬師峠に入ると、そこは沢。
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沢を下るが、ところどころ、”増水していたらどうやって下るんだろう” という地点がある。天候によっては足を止められる要注意ポイントだ。薬師峠キャンプ場を横切り、太郎平小屋に向かう。
 1121太郎平小屋着。
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広い敷地のベンチには、何組ものパーティが昼食をとっている。カレーを注文しよう。高校生とおぼしきかわいらしい女の子が、「大盛りにしますか?」 大してお腹がすいていたわけでもないのに、つい 「それじゃあ、大盛りをください(1000)」 飲み物カウンターでダカラ(400)を頼む。カレーを待つ間、シェルターを拡げる。大盛りカレーに500ml飲料。しこたま重たくなった胃袋を抱えて11:47黒部五郎岳に向けて出発する。

曇り、なんとなく空模様があやしくなってきた。突然大粒の雨。仕舞い込んでいたレインウェアを取り出し着込む。その先雨は止んだり降ったりを繰り返す。

 黒部五郎岳の肩の分岐。
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霧が次第に濃くなってきた。北側カールルートをとる。後から気づいたことだが、 ”濃霧時は稜線ルートが良い” と地図に記載あり。その濃霧の中を川原と言っても良いカールを進む。だだっ広いカールだが、道を外れないように濃霧中でも視認できるマークがテンポ良く現れ、不安はない。
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雨足がどんどん強まる。黒部五郎小屋に向かうパーティをいくつか追い越す。もうすぐ小屋だろうと思われる場所に、足並みが揃わないご一行様が足の遅い方を待っているようだ。疲れ切り雨で冷え切ったせいか、引きつった表情の男性が、
「小屋はまだでしょうか?」「もうすぐだと思いますよ」このルートは地図からイメージするよりも長い感じだ。なかなか小屋が現れないことに、苛立ち始めるのも、パーティの状況から頷ける感じだ。

1540 雨の中、黒部五郎小屋着。
若い小屋の主人が、
「お泊りですか?」「いえ」「テントですか?」「いえ」「まだ、この先進みます。」主人の顔色が変わる。「もしかしてレースですか?」「いえ、単独で歩いているだけです。」ますます怪訝な顔つきとなる。忙しい時間帯だが 「何か暖かいものを頼めますか?」 ラーメンならできるというので、コーラと合わせて注文する。横でやり取りを聞いていた一日限りの手伝いをしているという男性が、「ザック小さいね?」一通りの荷物が入っていることにしきりと関心する。「俺なんか70Lがぱんぱんで、20kg以下にしたいと思うが、無理だな。」経験豊かと思われるこの男性にいろいろと聞いてみる。槍ヶ岳まで難所はないこと、西鎌尾根には天然ビバークポイントはいくつもあること、心強かったのは「大丈夫、この時期凍死することはないよ、その装備があるなら心配ない。寒かったら歩いていれば良いしね。水だって雪渓から作れるし、この雨だからコッヘルをおいておけば、すぐたまる。」ラーメンをいただき先を急ごうとすると、主人が「どこまで行くのですか?」「槍ヶ岳までは行きたいと思っています。」雨足が強くなる外を見ながら、「これからさらに下り坂という連絡が入っています。雷だって落ちるかもしれない。小屋はそんなときに泊める義務があるんです。行くなら、それは自己責任。ただし、何かあったらすぐに戻ってきてください。」ありがたい言葉をいただき、1610小屋を出る。 斜度のある斜面を三俣蓮華岳方面を登る。下ってくるパーティが「双六までかい?」「いえ、槍ヶ岳」「ふぇー、上には上がいるもんだ。」上も下もないと思うが、山での常識とは離れた行動をしていることは自覚しておこう。先に進むと三俣蓮華分岐。
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写真の通り、標識が2つある。なぜか黄色の古ぼけた三俣蓮華岳を指す方向に向かう。踏み跡はあるが、少し進むとあきらかにおかしいことに気づく。引き返し、新しい標識を見る。それは先ほどとは少し方向の違う谷を指している。どうやらこちらが正しいようだ。

その7につづく・・・
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2009年08月25日

TJAR試走 北アルプス編「はじめの一歩 その5」(ビバークトレーニング 横内忠之さん)

7/31AM 145起床。
体が芯から冷えている。お湯を沸かしアルファ米を仕込み、コッヘルにスープを溶く。冷えた体の中にそれを入れる。一筋の液体が流れる感覚を実感し、体全体が始動する。
深い眠りにつける状態ではなかったが、眠くはない。疲れも取れているようだ。ずーっと濡れていたシューズに入れていた足も問題はない。今日は長丁場だ。槍ヶ岳を越える。それまではよほどのことがなければ、ビバークしない。とにかく体を徹底的に動かす日だ。
 300 五色ヶ原のキャンプ場を出発する。
山荘がやっていれば水を補給したかったが、まだ起床時間には早いようだ。
背中の水は多くはないが、ちびちびやっているので減り方は極端に少ない。スゴ乗越小屋までは全然問題ないはずなので気にせず進もう。
あっという間に鳶山。あたりは真っ暗だ。先に進むと次第に空が白んできた。
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500夜明けだ。
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越中沢岳から西側の先にある谷は雲海に覆われている。
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体は至って快調。
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天気も悪くない感じだ。良い一日になりそうだ。
スゴの頭を超え、スゴ乗越小屋へ向けて下っていると、本日一組目のパーティと会う。「早いですね」これから皆始動を始めるところだが、こちらはすでに3時間以上歩いてきている。

647 テン場を横切りスゴ乗越小屋着。
カップラーメン(400)とコーラ(300)を注文する。
そういえばツェルトなどは大休止の際に広げて乾かすって言っていたっけ。昨夜はびしょびしょで不快な思いをした。少しの時間だけでも拡げよう。Skinsロングタイツなどをザックにくくりつけ、712小屋を出る。

「お気をつけて」言葉をありがたくいただき、先を急ぐ。間山を超え北薬師岳を登って行くとライチョウ発見。雛鳥も列を作って歩いている。
909北薬師岳着。
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”ここで雨なら稜線風雨。荒天時薬師越え厳し”地形的にここは風の通り道になっているようだ。今は晴れ。
薬師岳に向けて歩を進めると、先ほどまでとは違う風を受ける感覚。
「荒れたときは、難所に変貌を遂げるのか」

少しばかり実感した。

23.JPEG

その6につづく・・・

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2009年08月19日

TJAR試走 北アルプス編「はじめの一歩 その4」(ビバークトレーニング 横内忠之さん)

15:35
CP3
大汝山(立山)着。3015m。5分ほど休憩した後、補給ポイントの一ノ越山荘を目指す。山荘への最後の下りに小学生の集団。こんな山深いところに小学生?。地図を見ると西に少し下った先にバスターミナルがあるではないか。そういうことか。
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16
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山荘着。カップラーメンを食しポカリを体に流す。20分休憩。歩き進む。「あれっ」 グローブをしていない。そういえば、ザックの横においたまま忘れてきたようだ。ザックをその場におき、走って戻る。今回の山旅で一番速く駆けた場面だ。なにせ空身だ。五色ヶ原山荘を目指す。
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龍王岳、鬼岳、獅子岳と名前のとおりの険しい山並みを進む。
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あたりは、これから夜を迎えようとする静寂さで帳に包まれていく。五色ヶ原山荘が見えた。
その前に人が立っており、
「泊まりですか?」「テン場をお願いしたいんですが」

「とりあえず中へどうぞ」

1900
山荘着。外の寒さとは別天地の暖かさ。ストーブからこぼれる火色が一層暖かさを演出している。ビール500mlを頼む。同い年くらいの小屋の青年()と歓談。
「その荷物でテントですか?」「ええ日本海から剱岳を越えてきました」横で聞いていた小屋の親父が 「あのレース?」ここでも日本海のキーワードが通じた。「いえレースではないんですが、そのコースをたどっています。できたら来年チャレンジしたいので」青年は興味津々で、次から次へと質問。楽しく会話をさせてもらい、テン場へ。

3張りの先着はすでに休んでいるようだ。暗闇の中にライトを照らし、雨中良さそうな場所を見つけドーム型シェルターをザックから取り出す。びしょびしょだ。濡れたシェルターに入るのはためらわれるがしかたがない。

ストーブをつけお湯を沸かす。シェルターの中が一気に暖まる。インスタントラーメンを胃袋に流し込む。体の芯から暖まる。寝支度を整えようと、Skinsのロングタイツを取り出す。こいつの筋疲労リカバリー性能はレースが終わるたびに体感している。この旅の友として欠かせないアイテムだ。

ところが、ゴアテックスのスタッフバックから取り出したそれは、しっかりと濡れている。足を入れてみるが、とてもじゃないが着られない。

生地がゴアテックスでも、縫い目の未処理や密閉できない袋では結露して当たり前。しかもこの雨だ。寝巻きにしようとしていたファイントラックの長袖スキンメッシュや靴下、シャツなどの着替えも濡れている。こんなことになるのは、これまでの未熟な経験をもってしても当然わかっていたはずだ。気の緩みだ。

仕方がないので、道中着てきた半そでのスキンメッシュにダウンジャケットを羽織2045就寝。なかなか寝付けない。しかも寒い。

寒さがじわりじわりと体を攻撃する。うとうとすると、その寒さで強烈な身震い。経験したことのない高周波でかつ大きな振幅で体が勝手に震える。それが断続的に起こる。寒さに対する体の反応だ。

よくよく考えてみれば、ごく薄のシュラフカバーの中で身にまとっているのは、上記のとおりでいかにも心もとない。そういえば ”持っている服は全て着込む” ということを言っていたっけ。

今日の明け方着ていたモンベルの長袖シャツは、スタッフバックに入れていなかったおかげで、そんなにも濡れていない。それとレインウェアを着込み再度シュラフカバーに潜り込む。寒いが、先ほどよりは、ずっとましだ。

その5につづく・・・

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2009年08月16日

TJAR試走 北アルプス編「はじめの一歩 その3」(ビバークトレーニング 横内忠之さん)

11:10
下る。ほどなくして”カニのよこばい”の案内。
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聞いた事あるけど「どんなとこ?どれどれ。」見たとたん、心拍急上昇。 「引き返そうか」自然とそんな言葉がわきあがる。どうやって進む。
鎖に手をかけたはいいが、先に見える岩場の切れ目に足を入れられない。足元を確保しないで鎖にぶら下がれとでもいうのか。ダメだ。
気を落ち着けて少し足元後ろを見ると、足が掛けられる小さな出っ張りが見えた。
頭の中でこの難所を通過するイメージができた。 「よし」 3点を確保しながら、慎重に進む。こんな緊張感は初めてだ。もっと難しい場所がこの先に待ち構えていたらどうしよう。通過しても、そんな緊張感がなかなかとれない場所だった。
 1235
剣山荘。牛丼、コーラ、水1L1400円。霧に包まれた山荘で腹を満たす。
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13:10
スタート。コース上にある広いテン場を突っ切り、真砂岳方面に向かう。
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軽快に登っていると、上から半そで短パンの中年親父が降りてくる。体格はよいが、短パンから伸びる足の艶や張りは鍛えられていることを物語っている。
同類の感じがしたのか、「どこまで行くの?」と声がかかる。話の流れで日本海から上高地まで行く話しをすると、「もしかしてあのレース?」 普通山登りに日本海はからまない。日本海は、このレースを象徴する一つの大事なキーワードとして登場する。
少しでも聞きかじったことがある者は、多分アルプス山中で日本海を聞いただけで、記憶の引き出しからこのレースのことを思い出すに違いない。 「がんばって」 先を急ぐ。

別山-剱御前の案内板。
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本来 ”残雪期キケン” と書かれた巻き道を進まなければならないのに、キケンの文字に行ってはいけない場所と思い、剱御前方面に下り真砂岳への道を探す。
変だ。あきらかにおかしい。
コンパスを確認する。正反対。絶対に違う。間違いなく先ほどの ”キケン” の巻き道ルートだ。登り返し、別の看板をよくよく見ると、真砂岳の記載がある。
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分ほどのロスだったが、これで済めば御の字。はやめ早めのコンパス確認を心がけよう。

その4につづく・・・
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2009年08月14日

TJAR試走 北アルプス編「はじめの一歩 その2」(ビバークトレーニング 横内忠之さん)

7/30 AM5:10
02_剣岳の石碑.JPG

北アルプス剱岳に向けて出発だ。そういえばカメラを持ってきていたのを忘れていた。とりあえず、剱岳の石碑を写す(上記)。

早月尾根に入り、FoxTrail110を取り出す。はじめてのストック体験。なんだこれは。足が軽い。こんなにも違うものか。漠然と”使えば楽なんだろうな”とは思っていたが、こんなにもとは。もともとは四足の動物。先祖がえりだ。すぐに4本足で進む感覚を得て軽快に歩を進める。雨足が強まりレインウェアを着込む。1600mのサイン。まだまだ先は長い。早月小屋まであと1kmの標識。

04_早月小屋サイン.JPG

先に進むと上から声が聞こえる。中年をとっくに過ぎた4人パーティ。
「日帰り登山だね?」TJARの中では最も大きな35Lのザック。普通の登山者には、日帰りにしか見えない。「上高地まで行きます」「.....」通じなかったかな。
ほどなくして早月小屋着。




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コーラ400円。水は400/500ml。高い。馬場島で満水にしてきたので、コーラだけいただく。
GetThumb.jpg

8
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剣岳にむけて腰をあげる。どんどん高度を上げると、ところどころに雪渓。しかも歩いている道の先が雪渓に覆われている。
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地図上では北に小窓尾根と剣尾根がある。コンパスを見て特徴的な地形を確認する。
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鎖場(下記写真)はあるが、どうってことなく通過する。
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剱岳にあと少し。次第に緊張に強いられる場面が続くようになる。
鎖場.jpg

途中には赤茶けた道標。
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長い年月の間、数多の登山者を案内してきた道標は、今は御役御免。

10:45
2999
CP2剱岳頂上。3000mに1m足りないこの場所で軽く食事をし、しばし休憩。
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その3につづく・・・
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2009年08月11日

TJAR試走 北アルプス編「はじめの一歩 その1」(ビバークトレーニング 横内忠之さん)

街は祭りを迎える高揚感で満ちていた。

松本駅周辺にはこれから始まろうとしている”松本ぼんぼん”を楽しもうと大勢の人並みが駅から市街地へ繰り出していた。その駅からあふれ出る高揚感の中を、別なそれを携えながら真反対に駅の上り階段の真ん中をまっすぐに見上げながら登る。


7/29 PM



忘れ物はない? 歩くときは? 寝るときは? 食べるときは? 

各行動毎にイメージしながら何度もザックの荷物の出し入れを繰り返し確認する。


準備はしてきた。先日のビバーク講習会で事前準備の不安は払拭した。あとは実践だ。鈍行列車を何度も乗り継ぎ西魚津の駅を降りる。


新興住宅街か。暗闇の中からでも真新しい瀟洒な家がそこかしこに佇まっているのがわかる。コンビニ。水を1L調達しよう。だが、Volvic1Lより、2Lの天然水が安い。背負う重さのことはおいておいて、迷わず2Lを調達。


2100を過ぎているが、これから始まる長い旅を前に腹ごしらえ。満水のハイドラパックを仕込んだザックを背負う。重い。そういえば、水を入れた状態でザックを背負っていなかった。歩を進めると程無くスタート地点。ミラージュランド着。「ここか」施錠されたゲートの脇道を海へ向かう。きたぞきたぞ。ここがスタート地点の日本海。時計は2150。手を海に置く。


さあ旅の始まりだ。


まずは、CP1の馬場島を目指す。もってきた地図が不鮮明で現在地との照合がよくできない。ゼロックスの守衛さんに道を尋ねる。

「馬場島まで行きたいのですが?」

「この時間に?」

「何時間かかると思っている?」

「4時間くらいでしょうか?」

「4時間で着くわけないよ」


先に進む。どうにも道が正しいのか不安だ。YKKの工場。また守衛さんに聞く。


「馬場島?山道だよ」

「山にいくんです」

「......」


確認した道を先に進む。どうやら、道はあっているようだ。先に進む。走ろうと思うが、9Kg近い荷物を背負うことに慣れていないせいか、ほとんど走れない。この先長いし、山への足を残しておいたほうが良いなどと、言い訳を見つけながら歩き続ける。しかし歩いても歩いても馬場島の看板は出てこない。


早月川を横切る回数などを確認しながら不鮮明な地図で現在地を確認する。こんなに歩いてきて間違えていたらどうしよう。それならそれでいいじゃないか。道程を確認するための試走でもあるのだから。


そんなことを延々と考えながら歩を進める。しばらくすると照らすライトに反射する看板が見えた。馬場島の文字。 「これを待っていたんだ!」 がぜん、元気になる。あと12km。安心感につつまれながら、時折走りを入れて先に進む。小雨。天気予報は週末まで”くもり時々雨”の予報。今回の試走は、雨中での山生活の実践でもある。


やっとやっと馬場島。


とっくに日付は変わり300ジャスト。ゼロックスの守衛さんが正しかった。9割がた歩いたのでは5時間超もしかたがない。高度を上げているはずなのに、十分な水平距離のおかげで勾配を感じさせない、きちんと走れるコースだ。背負う荷物に慣れさえすれば、1時間は短縮できそうだ。


雨足が少しずつ強まる暗闇の中を炊事場、トイレ、テントサイトを確認。サイトの一角にモンベルのドーム型シェルターを張る。山中での不測がないように下界で確認する。1時間半ほど仮眠をとる。今度は炊事。お湯を沸かしサタケのマジックライスを仕込み、スープを飲む。ここでやるべき一通りの確認はできた。忘れ物はないようだ。


02_剣岳の石碑.JPG


剱岳石碑

04_早月小屋サイン.JPG


早月小屋1km

その2につづく

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2009年07月10日

TJAR 2010に参加を予定している方へ

はじめの一歩
2009-2010の実績として、以下の参加条件(書類選考基準)を満足していることが、ベースとなります。
現在これを満足していない方は、参加条件をクリアできるよう、トレーニング・スキルアップなどに励みましょう。


a. 標高2000m以上の場所において、ツェルト+レスキューシート(シュラフカバー)のみで、一晩すごす事=ビバークを2回以上おこなってみましょう。雨風が激しいときにおこなうと、より実践的になって愉しいですよ・・・。今年の暖かい時期を選んで、ビバーク体験しておくことを、お勧めします。

b.山でしっかり走れること:コースタイムの55%以下のタイムで11時間〜18時間50分を走れること。日本山岳耐久レース=11時間10分以内が望ましい

c.下界でしっかり走れること:フルマラソン=3時間20分以内.、ウルトラマラソン=10時間30分以内が望ましい

d.山岳保険(捜索、救助等を含む)に必ず加入していること。 

e.リスクマネジメント(危機管理)に対して、危険回避能力および事故対応能力をしっかり研究し、身につけていること。

f.自己責任の法則 すべて自己責任で判断・行動できること。

g.選考会の1月前までに医師の診断書を提出できること。

*その後の流れは、TJAR 2010大会要項 9.本大会エントリーへのフローを参照してください。



最良のトレーニングとは
日本アルプスで、TJARのシミュレーションをおこなうことが、最良のトレーニングになります。
下見も兼ねて、TJARのコースをトレースしてみてください。ひとりで、数日間をほとんど寝ないで
しっかり行動することで、山との一体感が生まれてきます。  

@食事・仮眠・休養をすばやく要領よく摂る
A悪天候遭遇時(大雨・霧・雷等)の判断力と対処法
B日々の行動戦略を常に頭にインプットして、TJARのシミュレーションを行なうと力がつきますよ。

Trans Japan Alps Race 2010要項.pdf

TJAR 2010 実行委員会

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2009年06月23日

TJARビバーク講座のご案内

トランスジャパンアルプスレース出場希望者限定、アルプスでのビバーク講座を行います。

【日時】 7月25日(土)

【場所】長野県駒ヶ根市 中央アルプス

【募集人員】 15名(定員になり次第締め切ります)

【講師】飯島浩、岩瀬幹生 

【目的】究極のライト&ファーストスタイル「TJAR」出場を想定した山岳での生活技術全般の講習を行います。最小限の装備で軽快な登山。それには十分な経験、知識が必要です。本来このレースに出るにはこういった知識は自身の努力で獲得して欲しいのですが、なかなか実践的な知識を得る機会はありません。そこでこのレースに的を絞っての講習を行います。 

【講習内容】
 ビバークとは?
 どこに張る
 どう張る
 何を張る
 食事は?
 山のマナーとは
 山の常識とは
 etc

【行程】
4:30集合 菅の台有料駐車場前(菅の台バスセンター)
5:12発  菅の台バスセンターよりバスにて  
5:51着  しらび平
6:00発  ロープウェイにて
6:08着  千畳敷
6:30発  千畳敷〜駒ケ岳〜宝剣岳〜檜尾岳〜檜尾尾根〜檜尾橋〜菅の台(千畳敷〜檜尾橋までコースタイム10:50.檜尾橋より菅の台までロード5Km)
15:00着 菅の台
     こまくさの湯にて入浴、反省会
17:00解散(予定)

【参加費】 実費 バス代   1180円(菅の台〜しらび平)
         ロープウェイ800円(しらび平〜千畳敷)
         こまくさの湯 500円
         合計    2480円
         最低これだけは必要です。
      *資料代として100円程度徴収するかもしれません。 
【注意事項】
標高2500mオーバーの山岳路、及びTJARを想定した装備を各自で考えて準備下さい。
実際にツエルトを張ってみます。
実際に眠る事はしません。
食事は簡単に取れる行動食として下さい。
自分で持っているシェルターを持参下さい。(ツエルト、ビビーザック、テント等)
これからシェルターを購入予定の人は参加者の装備を見てからでも結構です。
今回は走りの練習会でもありませんしタイム計測もしません
この企画への参加そのものが今後のTJARの選考結果に影響する事はありません。
山岳保険(捜索、救助を含む)への加入が必須。
参加基準は明確には規定しませんが、おおむねコースタイムの半分程度で移動できる事。

     

【申込み】
以下の内容をメールで送ってください

氏名
年齢、生年月日
住所
自宅電話番号
携帯番号
携帯メールアドレス
PCメールアドレス
緊急時連絡先(連絡者、続柄)

以下は参考までに把握しておきたいので、大雑把で良いのでお知らせ下さい
登山経験(経験年数、どんな登山?主な山行実績)
トレイルランニング経験(経験年数、レース実績等)
ランニング経験(経験年数、レース実績等)


endurance_trailhead*yahoo.co.jp
*を@に変更してください
受付後メールで返信いたします。
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2009年05月30日

2009年度のトランスジャパンアルプスレース選考会について

2009年度のトランスジャパンアルプスレース選考会は開催致しません。

2010年の予定は以下のとおりです。

1.募集開始(要項配布) 2010/3 初旬
2.書類選考(参加確認書提出) 2010/4 中旬
3.選考会参加可否連絡 2010/4  末日
4.選考会 2010/6 中旬
5.本大会 2010/8  中旬                 
*余儀なく変更する場合あり
ただし、まだ予定の段階です。内容に変更がある場合もありますのでご了承ください。

詳細は6月に発表予定。

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2008年09月25日

OSJVol13に掲載

9月26日発行OSJ(フリーペーパー)でTJARが紹介されている。
表紙は田中陽希選手の感動のゴールシーン!

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2008年09月21日

報告会空席わずか

報告会の参加席が残りわずかになりました。
ご来場ご希望の方は早めにご連絡をお願い致します。
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2008年09月16日

実行委員会 岩瀬幹生より

◇第4回を迎えたトランスジャパンアルプスレース
トランスジャパンアルプスレースは、2002年より2年毎におこなわれ、今回で4回目を迎えました。
今回は、登山道や一般道で出会った多くの方々から暖かいお言葉をいただき、ありがとうございました。
また途中立ち寄ったお店や山小屋では、とても好意的に受け入れていただき、たいへん感謝しております。

◇レースのライブ中継について
今回、公式ブログにてレースのライブアップを試みました。
選手や現地で出会った方々からのメール(+Photo)がリアルタイムでアップされ、レースの動向を把握することができました。
また、多くの方々から励ましのお言葉をいただき、選手への励みとなりました。たくさんの応援、ありがとうございました。

◇応援、ありがとうございます
選手への公平性とTJARスピリッツ〔サポートに頼らず、自分自身の力を信じてゴールを目指す〕を尊守するため、選手へのさしいれや、選手の動きにシンクロした伴走・ポイント応援を禁止しましたが、いたるところで、顔見知りやトレイルアスリートに出会ったのは、偶然でしょうか・・・


◇今後の選手選考について
選手選考に関しては、書類選考により参加条件〔@露営技術A山岳/走力B平地/走力C山岳保険加入Dリスクマネジメント能力E自己責任の認識E医師の診断書提出〕を満たしている方を選出しました。
その上で、選考会A(中央アルプス)、選考会B(北アルプス)をおこない、目標タイムをクリアされた方が本大会へ出場できる流れをとりました。

今回参加した選手の中には、日本山岳耐久レース等や北丹沢12時間耐久レース等の里山レースにおいて何度も優勝や入賞をされた方が多くみえました。
しかしこの大会において、露営地ですばやく確実にツエルトを張ったり、食事・休養・睡眠を要領よくおこなうことが苦手な選手が見受けられことも事実です。
また大雨・霧や雷等に遭遇した場合、きっちり状況判断して行動できる力が不足している選手もいました。

今後の選手選考に関しては、山での露営・生活技術や危険/予測力・回避力等を含めて、内容の見直しをはかりたいと思います。

by TJAR実行委員会/岩瀬
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2008年09月09日

タカタッタ No2

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TJAR2008の記事がタカタッタ(エイ出版社)に掲載されています。(P3)
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2008年09月07日

報告会ご来場の皆様へ

多くの皆様に、来場希望のご連絡を頂き、ありがとうございます。
来場する際に、お願いがあります。

 a.駐車場はありません。ご来場の際は、公共交通機関をご利用ください。
 b.館内は、すべて禁煙です。また、路上での喫煙も禁止です。
 c.ごみ等は、かならずお持ち帰りください。

その他:おたのしみ抽選会をおこないます。

ご協力をよろしくお願い致します。

TJAR実行委員会
posted by TJAR at 10:45| Comment(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月02日

TJAR 2008 報告会開催について

以下の予定で、TJAR 2008 報告会を開催します。
ご興味がある方は、ぜひご参加ください。
   
1.日時:’08/10/18(土) 13:00-16:00
2.場所:ゴールドウイン本社 アレナホール
  (東京都渋谷区松涛 2-20-6)
3.参加費:500円(1ドリンク+資料代含む)
4.内容:
  a.行動記録と目標達成のためのアクティブタクティクス
  b.自慢の装備、快適なウエア、おいしい食事(朝・夕食、行動食)
  c.このレースで得たもの(感動、愉しみ、嬉しさ、辛さ、疲労・・・)
  d.その他
5.定員:200名程度
6.申し込み:以下の連絡先へ、MailもしくはFax.にてお申し込みください。
       TJAR大会本部 担当:竹内        
        ・Mail:info■east-wind.jp (■に@を入れてください)
       ・Fax.:0278-72-9292
         (件名に「TJAR報告会参加希望」と書いてください)

               おねがい
       ・参加人数を把握するため@参加代表者の住所(県)/お名前A参加人数(代表者含む)を
        お書き添えください。 例:神奈川/加藤幹生 10名参加
       ・申し込み後、キャンセルもしくは人数変更が生じたならば
        速やかにご連絡ください。
posted by TJAR at 11:21| Comment(1) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月28日

応援者 村越真さんより

お疲れさまでした。チームあじゃりの村越です。
田島利佳と村越真のブログにそれぞれ、選手のみなさんの写真がアップしてあります。
ご自由にダウンロードしてください。北アルプスでの写真と大浜です。

田島ブログ
http://rika.cocolog-nifty.com/photos/08/index.html

村越ブログ
http://shin0430.way-nifty.com/photos/traj2008/
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2008年08月20日

ブログコメントアップ遅延のお断り

このブログのサーバーseesaaは、サーバーへの負荷を軽減するため、カテゴリ及び過去ログに表示する記事の表示を制限し、一定時間後に反映するようにしております。

反映されるまで、しばらくお待ちいただきますようお願い致します。

(参照ページ)
http://blog-faq.seesaa.net/article/2105115.html
posted by TJAR at 15:29| Comment(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月18日

応援ありがとうございました

応援をしてくださった皆様へ

オリンピックが世のニュースを制覇している時、日本でもまた20名のアスリートたちが、とてつもなく過酷なレースに挑んでいました。そして20名全員が事故なく下山する事ができました。
これも皆様の応援があったからこそです。

TJARでは、今回、初めて公式ブログにてレースをライブ中継を試みました。
選手や現地にいる関係者、また応援に駆けつけてくださった皆様より頂いた情報を、いち早くアップすることで、現地に行けない応援団に選手の状況をお知らせするためです。

北アルプスは携帯の電波が入る場所も多いのですが、南にいくに連れ、電波が入らなくなり、南アルプスではほとんど情報をアップできなくなってしまいました。ご心配された方々には大変にご迷惑をお掛けして、申し訳ございませんでした。

しかしながら、このブログはレース初日より想像以上のアクセス数を打ち出し、最終日(8月17日)はPV11146件、訪問者1022人という数字が出ました。また応援団が書き込んでくださったコメントの一部を選手の携帯に送り、孤独に痛みと戦っている選手にとっては、本当に励みになりました。

本当にたくさんの応援をありがとうございました。

TJAR公式ブログ担当者
posted by TJAR at 12:47| Comment(5) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月16日

【田中陽希選手】静岡駅

200808162140000.jpg

6d 21h 42m  静岡駅

「長かった〜です!あともう少しです!最後まで頑張ります」
posted by TJAR at 22:50| Comment(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月11日

現地で応援してくださる方々へ

今回、多くの方々が現地にて選手を応援してくれています。

TNF田口さん、オリエンテーリングの村越さんと田島利佳ちゃん、アドベンチャーレーサーの早川正人さんと菊島明佳さんも、このブログのために情報を送ってくれています。

これから応援に行かれる皆様、離れて応援している方々のためにも、選手の状態や通過場所とその時刻、またその写メなどをお送りください。

送り先 info@east-wind.jp
ただしこちらの注意事項を厳守の上、応援をよろしくお願いします。

TJAR実行委員会本部
posted by TJAR at 15:13| Comment(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月09日

TJAR 2008 現地にて応援・取材される方へ

TJAR 2008 実行委員会からのお願いです。

TJAR 2008 に参加する選手は、友人や家族等のサポートに頼らず、自分自身の力を信じてゴールを目指します。この事を尊守するため、現地で応援もしくは取材される方は以下に該当する行為をおこなわないよう、お願いいたします。
(ただし、スタート前、市野瀬CP、ゴール後は除く)

@選手および選手の持ち物に触れる事
A物品の受け渡し(さしいれ、ごみ等含む)
B荷物搬送
C選手の行動にシンクロした伴走・ポイント応援およびそれに類する行為
したがって、選手にドリンク類(水やスポーツドリンク等)や食料をさしいれしたり、選手応援や密着取材と称して、コース上を行き来し選手を追いかけたりする等の行為は慎んでください。

P1010275.JPG

選手が以下に該当する行為をおこなうと、失格となりレースを継続できなくなります。
このことをご理解いただいた上で、行動してくださるようお願いします。

1.コース上の指定されたチエックポイント(以下CP)を通過しなかった場合。コースをショ−トカットしたり、交通機関を利用した場合。

2.家族や友人等から、以下のサポ−トを受けた場合。ただし、スタート前、市野瀬CP、ゴール後は除く。
@選手および選手の持ち物に触れる事
A物品の受け渡し(さしいれ、ごみ等含む)
B荷物搬送
C選手の行動にシンクロした伴走・ポイント応援およびそれに類する行為

3.山小屋、避難小屋、旅館等に宿泊(仮眠を含む)した場合。
ただし、落雷や動物等により生命の危機が予測される場合は、一時避難としてそれらを利用しても良い。

4.山小屋、お店等に迷惑をかけた場合(特に深夜/早朝での行動に注意)

5.設定した関門を、所定の日時までに通過できなかった場合。

以上、ご協力をよろしくお願いいたします。
posted by TJAR at 09:03| Comment(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月05日

トレイル ランナー 高橋 香 追悼集『翔』贈呈

IMG3737.JPG

 昨年、新緑を増す奥多摩棒ノ折山下部で、多くの走友のご尽力も空しく永遠のランへと旅立ったトレイル
ランナー 高橋香さんの足跡、レース履歴、生前ご親交を頂いた皆様からお寄せ頂いた追悼文を「足跡」「山に生き山に逝き」の二部に収録いたしました。

「山に生き山に逝き」には、2006年 第3回トランスジャパンレースを中心に国内85レース・海外81レースの履歴を残された資料に基づき収録と、走友の追悼文を纏め一周忌を機に追悼集を出版しました。

ご拝読ご希望の方は、連絡先(住所、氏名、電話番号)を下記までご連絡下さい。なお部数に限りが御座いますので、悪しからずご了承願います。

高橋広久さん(
高橋香さんの父親)
Emaileh-takahashi!ny.tokai.or.jp(!に@を入れてください)

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2008年08月04日

2004年大会の田中正人のレース模様

以下の文章は、2005年に文部科学省登山研修所が発行した『登山研修Vol.20』に田中正人が『山岳ランニングのトレーニング、コンディショニングおよびレース中の身体ケアについて』と題して書いたものの抜粋である。

*************************************************************** 
究極の山岳マラソン:「トランスジャパンアルプスレース」 

 日本最高どころか世界でも類を見ない究極の山岳マラソンが200487日から15日にかけて行なわれた。これは富山県早月川河口から静岡県大浜海岸までアルプス山脈を縦走する421kmに及ぶ日本横断レースである。制限時間は8日間で、夜間ノンストップで行なわれる。私はこの行程を過去最高の6日間2時間で走破することができた。山岳ランニングを始めて12年以上経つが未だかつてこんな無謀な挑戦はしたことがなかった。これまでに、サハラマラソンで限りある食料で1週間走り続けたり、数々参加したアドベンチャーレースでは平均睡眠時間が23時間で10日間近く行動し続けたりもした。しかしながら、サハラマラソンでは夜は野営だがゆっくりと寝ることができたし、アドベンチャーレースではカヌーなどの種目もあるので脚を休めることができた。脚力だけを使って不眠不休に近い状態で1週間近くも行動し続けることができるのか?未知への挑戦がトランスジャパンアルプスレースにはあった。
 スタート前:足首の捻挫予防の為に伸縮性のテーピングを巻いたが、スタート直前だったこともあり左足しか巻けなかった。テーピングの効果を比較してみたいという軽い気持ちがあったのでそのままスタートしたが、それが終盤に思わない事態をもたらすことになった。
 1日目:早月川河口を午前零時にスタートして馬場島まで舗装路を走る。剣岳〜立山〜薬師岳と進み、北ノ俣岳で1時間ほどツェルトでビバーク。
 2
日目:寒くて寝られないまま出発し、午前中に上高地に下りる。ここまではかなり順調で、コースタイムの半分くらいで走破する。舗装路で奈川渡ダム〜境峠〜JR薮原駅〜木曽駒高原スキー場に早朝到着、2時間ほど寝る。ここまでは体力的に問題は感じられない。足のマメや睡魔くらいの問題である。
 3日目:ここから中央アルプスとなり木曽駒ケ岳に登るがペースが上がらない。食事を多めに摂ることを心がけながら空木岳を経て駒ヶ根市街に下りる。スーパーで食料を調達し、腹一杯食べる。舗装路で中沢峠を経て早朝に市野瀬に着き、3時間ほどビバークする。
 4
日目:いよいよ南アルプスに入る。仙丈ケ岳に登るが、食料調達で荷物重量が増えたためかスピードが出ず疲労感が強い。とうとう熊ノ平小屋で疲労困憊状態となり夕方早かったがテント場でビバークする。とにかく食べて5時間ほど寝る。ここまで山地図の標準コースタイムの約半分のペースで1日20時間以上行動し続け、「いつまでもつのか」という不安と好奇心が入り混じった心境で走ってきたが、とうとう体の限界が感じられてきた。体に蓄えられた脂肪エネルギー分が完全に枯渇したのが手に取る様に分かった。
 5日目:雨が降っていたが真夜中に出発。ここからは、食べた分しか動けない状態となる。ペースを抑えることで走り続けられる状態だ。塩見岳〜荒川岳〜赤石岳を経て聖岳に近づくと、とうとう体の故障が現われ始めた。右足のアキレス腱が痛み出した。左足はなんともないのに何故右足だけが痛むのか?走り方が悪いのか?微妙に着地の仕方を変えてみたり、体の使い方を変化させてみたり考えられることを全てやってみたが改善は見込めなかった。いろいろ原因を考えながら走っていて、残った結論は一つしかなかった。スタート時に左足だけにテーピングを巻いたことであった。これは捻挫予防の目的(私は左足に捻挫癖がある)だったが、テーピングを巻いたことで疲労が軽減され故障予防になった。しかし、テーピングをしなかった右足にはオーバーワークによる炎症が起きたものと思われた。痛む度合いに加速性が出てきた時点で足首をテーピングで固定した。痛みは軽減したが負担をかけることはできないので、左足に力を入れて走るようになる。しかし、茶臼岳近くで左足の大腿四頭筋が痛み出し、畑薙ダムへの下りではストックを松葉杖かわりに体を支えながらでないと歩けなくなった。どうにかダムまで下りて痛む部分をテーピングで巻いて圧迫するとまた走れるようになる。しかし今度は左側の腰骨の下あたりがピキッと鋭く痛むようになった。恐らく大腿四頭筋の痛みをテーピングで抑えたため、筋繊維がつながっている反対側部分に痛みが移ったとしか思えない状態である。民家で氷をもらってアイシングしたあと腰骨下もテーピングで圧迫する。再度走れるようになるが、いつどこが故障してもおかしくない状態のため、ポンコツ車を運転するように慎重に走る。完全に体が壊れ始めている。肉体的な限界に達したようだ。その後ゴールまで舗装路を走るが、時速5kmくらいしか出せない。途中左足の大腿四頭筋が再度痛み出し、ストックを固定していた結束バンドで痛む太腿を縛る。ピンポイントで痛みが軽減する場所を探し出し、血流が止まらない程度に縛り上げた。いつ動けなくなってもおかしくない状態で、歩くよりも遅い速度で走ってどうにかゴールすることができた。
 このレースでは無謀ともいえる行動を取ることで、体の限界を知ることができた。まずエネルギー的な問題では、体内の脂肪エネルギーを使い果たしたと思える状態まで陥った。体重は65kgだったのがレース後6kg強減っていた。だが、ひたすら食べることでどうにか動けるということが分かった。肉体的な限界も5日目に訪れたが、テーピングによる補強を施しておけばさらに限界は伸びたと思われる。また、筋肉トレーニングを継続的に行ない筋力アップを図れば丸1日記録を短縮できる実感を掴んだ。
 最後に精神面について述べておきたい。このように長距離の過酷なレースでは強靭な肉体が必要なように思われがちだが、実際は精神面での強さのほうが格段に重要である。このようなレースではスピードを上げるよりも行動時間を長く取るようにしたほうが得策となる。つまり休憩時間や睡眠時間を極力減らす。ダラダラとした時間を1分たりとも許さず、睡魔にも打ち勝たなくてはならない。四六時中一時も気を緩めない気持ちの強さが必要となる。それには明確な目標を持って臨むことが絶対条件となるだろう。私はこのレースに臨むにあたって5日間でゴールすることを目標にしていた。そして行動予定表を立てた。そこには、山頂ごとの通過予想時間を細かく書き込んだ。常に目の前に見える頂に到着する時間を意識して走っていた。420kmの行程の中で、いつも数キロ先のゴールを目指していたのだ。ペースが落ちた区間があれば、次の区間で取り戻そうとする。そうすると集中力が途切れず、睡魔にも打ち勝つことができる。また、気持ちが一旦萎えてしまうと一気に体が動かなくなることを知っているだけに、前向きに挫けない気持ちの持ち方を持つ習慣も必要だ。苦しいときは現状離脱するためのいろいろな言い訳を考えてしまいがちだが、それよりも成し遂げたときの気持ち良さや達成感をイメージする。みんなに祝福されるイメージや、ゴールしたらアイスクリームを2リットルくらい一気喰いしてやろうとか、そんな単純なことでパワーが出てくるのだ。どんなに強靭な肉体を持っていても精神面が弱ければ屁の役にも立たない。
 
img64.jpg
2004年大会後の田中正人の足
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2008年07月09日

トランスジャパンアルプスレースとは

TJAR.JPG

日本海/富山湾を午前零時にスタ−トし、北アルプスから中央アルプス、そして南アルプスを越え、太平洋/駿河湾までの距離:約415Kmの道程を交通機関を一切使わず、自身の足(走り、歩き)のみで1週間以内(+予備日1日)に踏破することをめざす、ハ−ドな山岳アドベンチャ−レースです。

1.開催期間:2008/8/10〜2006/8/16(8/17:予備日)

2.コース概要と関門
・集合 日本海/富山湾・早月川河口〔8/09 22:00〕
・スタート 日本海/富山湾・早月川河口〔8/10 0:00〕
・日本海/富山湾・早月川河口〜馬場島〜北ア(剣岳〜槍ヶ岳)〜上高地・関門◎〔8/12 9:00 2.5日目〕
・上高地〜境峠〜木曽駒高原スキー場〜中央ア(駒ケ岳〜空木岳)〜駒ヶ根〜市野瀬・関門◎〔8/14 19:00 5日目〕
・市野瀬〜南ア(仙丈岳〜茶臼岳)〜畑薙第一ダム〜井川〜笠張峠〜静岡〜太平洋/駿河湾・大浜海岸(ゴール)◎関門〔8/17 24:00 8日目〕
*上記に設定した関門◎を、所定の期日/時間までに通過すること。
これをクリアできなかった場合、レースを継続することは出来ない。

7月20日(日)は選考会が開催されます。
posted by TJAR at 10:39| Comment(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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